在留資格変更・更新申請の審査期間はどれくらい?結果が出るまでの目安と長引く理由を行政書士が解説

在留資格変更・更新申請の審査期間について、「結果はいつ出ますか?」「何か月くらい待てばよいですか?」というご相談を多くいただきます。

就職や転職、結婚、進学など、今後の生活に関わる手続きだからこそ、一日でも早く結果を知りたいと思うのは自然なことです。

しかし、審査期間は申請内容や提出書類、申請時期などによって異なります。そのため、「必ず〇日で結果が出ます」と断言することはできません。

この記事では、出入国在留管理庁が公表している標準処理期間をもとに、在留資格変更申請と在留期間更新申請の審査期間の目安や、審査が長引く主な理由、申請後に知っておきたいポイントを行政書士が分かりやすく解説します。


在留資格変更・更新申請の審査期間の目安

出入国在留管理庁では、主な申請手続きについて標準処理期間を公表しています。

在留資格変更・更新申請の審査期間の目安は、次のとおりです。

申請手続き標準処理期間
在留資格変更許可申請1か月~2か月
在留期間更新許可申請2週間~1か月

在留資格変更申請では、新しい在留資格の要件を満たしているかどうかを確認する必要があります。そのため、更新申請より審査に時間がかかる傾向があります。

一方、在留期間更新申請では、現在の活動を引き続き行うことが前提となるため、比較的短期間で審査が行われるケースが多く見られます。

ただし、これらは標準的な目安です。すべての申請がこの期間内に終了するとは限りません。


在留資格変更・更新申請の審査期間は目安です


「標準処理期間が2か月なら、必ず2か月以内に結果が出る」と考える方も少なくありません。

しかし、標準処理期間とは、通常の案件を想定した目安です。結果が出る時期を保証するものではありません。

実際には、在留資格変更申請で2か月を超える場合もあります。また、在留期間更新申請でも1か月以上かかるケースがあります。

反対に、申請内容が比較的シンプルで書類に不備がなければ、標準処理期間より早く結果が出ることもあります。

出入国在留管理庁では、毎月「在留審査処理期間」を公表しています。ただし、この期間は処分日を基準として集計されています。

そのため、公表されている期間と、ご自身の待機日数が一致するとは限りません。

同じ在留資格への申請でも、提出書類や申請内容、申請件数などによって審査期間は変わります。

結果が少し遅れているからといって、直ちに不許可になるとは限りません。


審査が長引く主な理由

審査期間が長くなる主な理由には、次のようなものがあります。

提出書類に不足や確認事項がある

提出書類に不足がある場合や、記載内容について確認が必要な場合には、出入国在留管理局から追加資料の提出を求められることがあります。

追加資料の提出後は、その内容について改めて審査が行われます。そのため、結果が出るまで通常より時間がかかることがあります。

申請内容が複雑である

転職による就労ビザへの変更や、経営・管理ビザの申請などは、確認事項が多くなります。

活動内容や会社の状況、事業計画などを詳しく確認するため、審査期間が長くなることがあります。

申請件数が集中している

毎年3月から4月頃は、卒業や就職、人事異動などの影響で申請件数が増える傾向があります。

この時期は通常より審査に時間がかかることがあります。

そのため、在留期間更新申請は在留期限ぎりぎりではなく、余裕を持って申請することをおすすめします。


審査期間中に在留期限が切れる場合はどうなりますか?

在留期間更新許可申請を在留期限までに行った場合は、結果が出る前に在留期限を迎えても、一定期間は適法に日本へ滞在できます。

これは一般的に「特例期間」と呼ばれる制度です。

特例期間は、在留期限から審査結果が出る日、または在留期限から2か月を経過する日のいずれか早い日まで認められています。

そのため、更新申請を期限内に行っていれば、審査中であることだけを理由に直ちに不法滞在となることはありません。

ただし、この制度は在留期限内に適法な申請を行った場合に限られます。余裕を持って手続きを進めることが大切です。


審査状況を確認することはできますか?

「申請してからかなり時間が経ったのに結果が届かない」「現在どのような状況なのか知りたい」と不安になる方もいらっしゃいます。

出入国在留管理庁では、一定の条件を満たす場合に限り、審査状況の問い合わせを受け付けています。

ただし、標準処理期間内であれば、「現在審査中です」と案内されることがほとんどです。

また、問い合わせをしたことで審査が早く進むことはありません。

標準処理期間を大きく過ぎても結果が届かない場合や、追加資料を提出してから長期間連絡がない場合には、出入国在留管理局へ確認するとよいでしょう。


まとめ

在留資格変更・更新申請の審査期間は、1か月~2か月、在留期間更新許可申請の標準処理期間は2週間~1か月です。

ただし、これらはあくまでも標準的な目安です。申請内容や提出書類、追加資料の有無、申請件数の増加などによって、実際の審査期間は前後することがあります。

更新申請を在留期限内に行えば、一定期間は適法に滞在できます。そのため、審査中であっても慌てる必要はありません。

審査期間中は、追加資料の提出依頼がないか確認し、求められた場合は速やかに対応することが重要です。

不明な点がある場合は、自己判断せず、出入国在留管理局へ確認するか、行政書士へ相談することをおすすめします。

当事務所では、在留資格変更許可申請や在留期間更新許可申請をはじめ、各種在留資格に関するご相談を承っています。お気軽にお問い合わせください。


関連記事

在留資格変更・更新についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

上部へスクロール